「最弱から最高のチームへ」明豊野球部ファイナルゲームに密着

2021年12月14日 16:47更新

最後のユニホーム

 

 

明豊高校野球部の3年生にとって特別な日が訪れた。

 

--幸修也前主将

「本当に明豊で良かったなと思えるように全員が、本当にこの1日を大事にして楽しんで全員でやっていくOK?」

 

 

春のセンバツで準優勝という新たな歴史を築いた32人の3年生は、この日を最後にそのユニホームに別れを告げる。

 

多くの汗と涙を流したシートノックも、これが最後。

 

 

多くの保護者が見守る中、川崎監督も万感の思いを込めバッドを握る

 

--川崎絢平監督

「高校野球においてはノックで生徒と会話するというのがあるので、3年間お疲れさんという気持ちで打っていた。ここからまたこの先も頑張ってくれという思いで打っていた」

 

 

選手たちも感謝の思いを胸に白球を追う。

 

--京本眞投手

「自分たちが今までこれだけ成長させてくれてありがとうという気持ちを持って、みんなノックを受けた」

 

--黒木日向選手

「厳しいノックがあったからこそ今の自分たちがあると思うので、とても感謝したい」

 

 

毎年恒例となっている3年生対2年生のファイナルゲーム。例年、親睦的要素の強い試合だが、今年は3年生が後輩に真剣勝負を挑んだ。

 

--幸修也前主将

「野球の楽しさを(後輩に)伝えたいので、そこをプレーで伝えられたら」

 

1年生の熱い応援をバックに先制に成功した3年生は、蓑原選手のホームランで追加点。3年間苦楽をともにしたチームメイトが盛大に出迎えた。

 

 

--蓑原英明選手

「最弱と言われて始まったチームだが、チーム一丸となってやってこれたので達成感は感じている。最高の3年間だった」

 

 

川崎監督が笑顔で見守る中、3年生たちはプレーする喜びを全身で表しながら、その後もグラウンドで躍動した。

 

--米田友選手

「ここまでやってきたものを全部出そうという気持ちで楽しんでいる」

 

--財原光優選手

「この32人のメンバーだったんで楽しかった」

 

そんな先輩たちのプレー、そして思いを後輩たちもしっかり受け止めていた。

 

--江藤隼希新主将

「やっぱりパワーやバットスイングがまだ違うことろもあるので、そこを直していきたい」

 

 

勝利まであと1アウト。ここで同級生が押す手作りリリーフカーに乗って登場したのがエース京本投手。

 

 

最後のバッターを打ち取りゲームセット。

勝利した3年生は全員で肩を組み高らかに校歌を歌いあげた。

 

--幸修也前主将

「この学年で、明豊高校で野球ができて本当に良かった。指導者にも恵まれて、保護者にも支えられてきたので本当に良かった、明豊高校で」

 

そして最後に行われたのがプロ野球への扉を開けた京本投手(巨人育成7位)のため最高の仲間たちがサプライズで用意した激励会。

 

 

--京本眞投手

「(ドラフト当日の日)みんなが喜んでいる姿を見て、ホンマ頑張ろうと思えた…」

 

 

こうして明豊高校野球部3年生の歴史は幕を下ろし、その思いは後輩たちへと受け継がれた。

 

「史上最弱」からスタートした3年生たちのその表情は「史上最高」の笑顔で輝いていた。

 

藤村 晃輝アナウンサー
取材リポート

センバツで準優勝を果たし、サタデーパレットの記念すべき初回放送に生出演をしてくれた明豊高校野球部。

 

特に今の3年生は、コロナ禍で苦しい時期も多くあったようですが、それを乗り越えて、こうして最後に仲間と一緒にプレーをする姿、本当に感動しました。

 

多くの選手が大学進学後も野球を続けるそうです。次のステージでの活躍も楽しみにしたいと思います。

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